2008年09月05日
在職老齢年金、3万2800人に11億9000万円の未払い
社会保険庁は29日、働く高齢者を対象にした在職老齢年金の給付金に算定ミスがあり、約3万2800人に総額約11億9000万円の未払いがあったと発表した。
社保庁によると、未払いがあったのは、1999年8月~今年7月。平均額は1人約3万6200円で、最高額は約116万円だった。同庁は対象者に謝罪文を送り、10月15日の年金支給日に未払い分を支払うことにしている。
在職老齢年金は、仕事を持って賃金を得ている60~70歳の高齢者を対象に、賃金の額に応じ、厚生年金を一部減額する仕組み。今回明らかになったミスは、このうち、雇用保険からの給付金も同時に受け取っていた60~64歳の受給者について、同庁が算定方法を誤り、年金受給額が実際より少なくなっていた。
逆に、こうした受給者の配偶者への給付では、152人分に過払いが確認され、返納を求めるという。
同庁は昨年、受給者からの指摘で算定ミスに気づき、ほかにも同様のミスがないか追跡調査していた。
(2008年8月30日 読売新聞)





